大丈夫だよ [原石] 短編集 (ページ12)

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Ⅳ ページ12

北斗side

1科目、2科目と終わり3科目のテストが始まって10分くらい経ったとき、
樹の様子がおかしくなり出した。

必死にこめかみを抑えて突っ伏している。

しかし！今は模試中。
ここで話すことはできない。

3科目が終わって、教室を出たところで樹がしゃがみこんだ。

樹「うぅ、、、」

北「樹、保健室行こう。」

樹の肩を支え保健室に向かう。

in 保健室

北「せんせー。樹がー、」

先生「あー、樹、また頭痛？」

北「うん、たぶんそうだと思う」

先「とりあえず、寝かせよ」

先生と協力して樹を寝かす。
チカチカしているのかずっと腕で目を隠している。

カーテンを閉めできる限り暗くする。

先「久々じゃない、こんなひどいの」

北「そうなんだよね。
やっぱ薬飲んでなかったからかな。」

先「え！？薬飲んでないの？」

北「うん、たぶん飲んでないと思う。
一応持ってきたんだけど」

そう言って薬を見せると
いきなりカーテンが空いて

樹「ほく、と、
くす、り、、」

北「樹、持ってなかったの？」

驚きつつも薬を渡し
先生から水をもらって飲ませる。

するといつものようにすぐ寝てしまった。

保健室の先生と相談し
そのまま帰ることにした。

先生が車で家まで送ってくれて
樹をベッドに寝かせる。

おかゆを作ろうと思いベッドから離れる。
電気を消しカーテンも閉めできる限り暗くした。