こいつ、俺のだから。

４ ページ4

山田｢彼氏？
それだったら俺と裕翔どうなるのさ｣



｢なわけ。

同じ課の同僚。

私に彼氏いても関係ないでしょ。｣



山田｢じゃ、エリートって言うことだ。
てか関係あるし。
Aは俺のだもん。｣


そう、私の会社は商品開発課が1番エリート。



そこに入社当時から入れたのは私と悟だけ。



私はため息をつく。



｢はぁ....。
結構頭のいい大学出てるって聞いてたけど。｣



私は普通に勉強して、自分の行ける大学に入っただけ。




｢私はエリートなんかじゃない。｣



エリートと言われるのは嫌だ。



入社してすぐに入った私は、先輩から恨まれたこともあった。



エリートじゃないのに。


ただ、勉強が出来ただけなのに。




山田｢そう言えば、裕翔がまた会いたいって言ってたよ｣



｢またぁ？
それ毎週聞くんだけど。
JUMP、ライブ前なんだから私と会う暇ないでしょ。

あ、でも合う暇なかったら涼介迎えに来れないか。｣



なんて１人で納得する。


涼介が来れない時は裕翔に迎えに来てもらえば、一々駅まで行かなくて済むんじゃ？！


山田｢Aは俺のなのに。
裕翔には渡さねぇし。｣




｢いや、私は誰のでもないから。｣

５ -山田-→←３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す