私の幼いご主人様【五条悟】

ご機嫌 ページ12

「、、、、ﾁｯ」









何故でしょう、坊っちゃんがそれはそれは機嫌が悪い



普段の坊っちゃんなら舌打ちなんてしないはずなんですけど、、、、？









「坊っちゃん？何か気分を害しましたか？」









私は坊っちゃんの顔を覗き込むように坊っちゃんの目を見た




そうすると坊っちゃんはうつむき









「、、、、自分で考えて、」









これは、私に怒ってますね、、、、！



坊っちゃんが気分を害すまえ何がありましたかね？



私は顎に右手を当て先ほどまでの会話を思い出した









「ねー！A！こっち向いて！」









「？はい！何ですか？」









「ちゅーしよ！」









「え、ダメですよ？」









え、もしかしてこれ？



だってあと、マカロンの感想聞いただけだし、、、、



でも、年下、またしては自分のご主人様とキスするのはさすがに、、、、



子供だからと言ってだめだしな、、、、









「坊っちゃん、もしかしてキスのことですか？」









「、、、、Aは僕が嫌なんでしょ？いーもんべつに、俺Aとキス出来ないだけで死なねーし、、、、」









坊っちゃんはどんどん小さな声でボソボソと喋っていった




うーん、やっぱりあまり奥様や旦那様達と会うことありませんし、愛にうえているのでしょうか、、、、



やっぱり子の年の子供は愛情が必要ですよね、、、、



でも、キスは駄目だしなぁ、、、、あ

　
　









「坊っちゃん！キスは出来ませんがハグなら出来ますよ！ぎゅーって！」









「ぎゅー？」









「はい！ぎゅーです！」









坊っちゃんはゆっくり立ち上がり私に抱きついた



肩にグリグリと顔を埋めてきた



私は坊っちゃんの背中に手を回しポンポンっと一定のリズムで叩いていた









「、、、、ウサギは寂しいと死んじゃうの、、、、ねぇA俺のことを"好き"？」









「はい！坊っちゃんのこと"好き"ですよ」









「、、、、忘れちゃだめだからね」

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