31話 ページ34
『あれ…ここ何処……頭痛い』
重たい瞼を開けると、そこには褐色の胸板と……
眠る美形の安室透。
……抱き締められる形になっているのだが正直に言う。重い
「ん…？A起きたのか。」
『まぁ…はい。何でここに私いるの…？』
「こっちが聞きたい。帰ってきたら玄関に座り込んでいたからな。酔っ払いの介護は大変でした。」
呆れた顔で起き上がる透。
『…私何かやらかした？』
というと、透は口角を上げて呟いた。
「昨日は凄かったな〜」
『え？』
「急に抱きしめてきて、好きだとか言ったあとは……ね？」
え…酔っ払った勢いでそんな事をしてしまったの？
『と…とんでもないことを……穴があったら入りたい。』
顔を真っ赤にさせながらベッドに潜る
うわぁ……透のいい香り…そんな事言ってる場合か。
色々考えていると、急に布団を剥がされる
「冗談だ。まぁ…一緒に寝てくれって言ってたのは本当だよ。」
『じょ……冗談…。』
「それとも…今ここで…」
するりと服の中に手を入れ、お腹を撫でる。
『ひ…あっ…ちょっ……』
「なんてね。」
優しく微笑んで台所へと行った…
『ずる賢い人…』
顔を赤く染めながら呟くその言葉は、誰にも聞かれずに終わった。
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天然記念物(プロフ) - まゆさん» そう言っていただけると、更新の糧になります。ありがとうございます！ (2019年7月20日 10時) (
レス) id: 267e13a690 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月20日 8時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天然記念物 | 作成日時：2019年7月13日 1時
