佰捌拾ノ型 ページ28
その後、私達一年生は全員五体満足の状態で退院した。
因みにまだ私は足に包帯は巻いたままだ。治りかけだが念に念を入れて、な。
退院したあとは八斎會についての聴取を警察に受け、バタバタとして＿＿＿＿
最終的に寮へと帰るころには夜となっていた。
『やっと帰れるな…』
「なんだか懐かしい気もするね……」
目の前にそびえ立つ寮を見上げて出久と話していると、切島、麗日、蛙吹の三人とも合流した。
「ま、懐かしんでるのもいいがずっと立ってるのもアレだ！行こーぜ！」
「…………うん！！」
五人で歩き、
寮の扉を＿＿＿＿＿＿開けた。
皆は帰りを喜んでくれた。喜んでくれたのだが。
「大丈夫か！？」
「心配してましたのよ」
「ニュース見たぞオオイ！！」
「大変だったな！！」
「お騒がせさん達っ☆」
「と、とにかくガトーショコラ食えよ！！」
勢いが…勢いが、凄い。けどガトーショコラは頂く。
(懐かしいな……この騒がしさ。けどこの騒がしさは今になってくると嬉しいし有難いものだ)
「Aちゃんなんか表情柔らかくなった！？」
「ここら最近ずーーっと溜息とかばっかだったしね」
「まあ無事で何より」
「ていうか無事なのかなこれ」
『…………有難う』
嬉しい、な。改めて誰かと一緒に暮らしたり、笑ったりする有り難さを知ったというか。
「そうそう聞いてよ！Aちゃん今回の事で声上げて笑ったんよね！！」
「ケロッ、可愛かったわ」
『……辞めろ、その話。恥ずかしいだろ』
「えっ、マジで！？あのAが！？」
『おい三奈"あの"ってなんだ？』
「いやだって鉄仮面……」
『わかった、投げ飛ばされたいんだな。承知した』
「冗談です」
「でも私も見たかったなぁ」
『葉隠……まあ、いつか見せられる時がこればいいと思ってる。楽しかったら私も笑うさ』
「いやぁ、ほんと表情柔らかくなったね！！こころなしか雰囲気も！！！可愛くなったー！前も可愛かったけど！」
『…………ふ、ありがと。葉隠の方が可愛いぞ』
「え、イケメン」
「待って今笑った？笑ったよね？」
『知らん』
女子と話していると、急に後ろからドガッ！！！という衝撃が。
は？え？痛。
女子からは黄色い悲鳴が上がってるが……痛いし状況掴めないんだが？？
ー
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実珠(プロフ) - こはねさん» いえいえ作品を大切に思ってくださっている事が伝わって嬉しかったです︎💕 ありがとうございます！ いつか直るといいなあとは思っているんですが……楽しみにしてくれている読者様に1〜3章公開できなくて心苦しいっ泣 (1月13日 15時) (
レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - そうなんですか、、それはムカつきますね！初コメがこんなコメントになってしまい申し訳ないです！！実珠さんの事情もあるだろうに無神経でした！！すみません！ (1月12日 21時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - こはねさん» わぁぁぁすみません〜……！！！1〜3章なんですがバグか何かで誤って消えてしまって、、、作品復活ツールを使っても戻らない次第で😭 出来れば再公開したいのですが……！申し訳ないです泣泣 (1月12日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 1〜3章が無くなったのは何故でしょうか、、？この作品はとても大好きでよく見返してました！なので4章からでも特に問題なく読めたのですが、やはり物足りなく感じてしまってます、、、。再公開して下さると嬉しいです (1月12日 18時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
sou - 4回目ですが、やはり面白いです (2023年1月28日 14時) (レス) @page43 id: 4c3e1ad624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2020年8月7日 23時
