佰漆拾玖ノ型 ページ24
自分の名前を叫ばれて。
そのままガッ、と腕をリカバリーガールに掴まれた。傷にガーゼを押し付け止血される。
「ここまで来ればこっちで対処出来る。アンタも病み上がりなんだ。決して軽症じゃない。
死にたくなけりゃ、ここまでにしな」
『は、い……』
気付けばナイトアイは、安らかそうな顔で眠っていた。ひやりとしたが眠っているだけで。
「土壇場の中でなんとか命を吹き返した。アンタのおかげさ。ホントにアンタは無茶するね」
『はぁ……』
「え……あ、サー…生きて、るんですかっ！？もう死にませんか！？今ので、Aちゃんが助けてくれたんですか！？」
『ぁ、一応……』
「っ、うわぁぁぁぁぁぁん！！ありがとお！Aちゃんありがとおおおお」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガバッ！！！！
バブルガールが大声で泣いて抱き着いてきた。あ、いや待ってくれ苦しい。
離そうと思ったが周りの人はホッとした顔をしてるし出久は泣きそうだし通形先輩は泣きながらナイトアイ見て良かった、良かった！！って叫んでるし。
…………嬉しくて、中々この抱擁を解けなかった。
『こちらこそ、本当に……良かっ、た…』
「Aちゃん！？うわぁぁAちゃん！！！？」
ぐらりと視界が歪んだかと思うと、また私は……意識を飛ばした。
今度は安心感に、とても包まれていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿
『…………ぁ、う、』
次に目を覚まして目に入ったのはまた白い天井。前と違う所と言えばどこか安心感があった所と、
体の倦怠感が凄かった事と、声が掠れていた所だろうか。
(ナイトアイ……そういえば、助かったんだったな)
起き上がろうとするが怠くて指先しか動かない。
恐らくここは病院で、ナイトアイを助けた後に気を失って…また病室に後戻り、って感じだろう。
＿＿＿＿＿ガラッ、
誰か、入ってきた。
見るともっさりとした頭と優しそうな表情。見慣れた姿。
『いず、く？』
「え＿＿＿Aさん！！？」
出久に声をかけると、彼は目を見開いて駆け寄ってきた。その反応からしてまた何日か昏睡状態か。
『今度は何日だ？』
「二日だよっ！！でも今度はとかそういう言い方しないでよAさん！心配したんだからねナイトアイ助けた後過労と怪我と貧血で倒れてさ！！」
ー
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実珠(プロフ) - こはねさん» いえいえ作品を大切に思ってくださっている事が伝わって嬉しかったです︎💕 ありがとうございます！ いつか直るといいなあとは思っているんですが……楽しみにしてくれている読者様に1〜3章公開できなくて心苦しいっ泣 (1月13日 15時) (
レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - そうなんですか、、それはムカつきますね！初コメがこんなコメントになってしまい申し訳ないです！！実珠さんの事情もあるだろうに無神経でした！！すみません！ (1月12日 21時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - こはねさん» わぁぁぁすみません〜……！！！1〜3章なんですがバグか何かで誤って消えてしまって、、、作品復活ツールを使っても戻らない次第で😭 出来れば再公開したいのですが……！申し訳ないです泣泣 (1月12日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
こはね(プロフ) - 1〜3章が無くなったのは何故でしょうか、、？この作品はとても大好きでよく見返してました！なので4章からでも特に問題なく読めたのですが、やはり物足りなく感じてしまってます、、、。再公開して下さると嬉しいです (1月12日 18時) (レス) id: f36870967d (このIDを非表示/違反報告)
sou - 4回目ですが、やはり面白いです (2023年1月28日 14時) (レス) @page43 id: 4c3e1ad624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2020年8月7日 23時
