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『井上くん機嫌直ったの？』
「うるさ」
『お客様にその態度はいいんですかー！！』
うるさ、って言われたけどさっきみたいな感じじゃない。
井上くんが気まぐれすぎて私わかんないよ……、あ、そうだ猫みたい。
「はい、これ会計の時出せばいいから」
『いいの？さっきあんなに嫌そうだったのに、』
「ユウトじゃないんだったらいいよ」
ごゆっくりどうぞ、とめちゃくちゃにかわいい営業スマイルを浮かべて席を離れた。
高橋くんと付き合わないって言ったのに、高橋 “ ユウト ”くんとデートするわけないじゃん。
……あ、さっきれいあくんとデートの約束しちゃったけどね、！
「もう注文してもいい？」
『どうぞ、ご自由に』
「タン食べよ！」
メニューを見て目を輝かせる雄登から視線を外すと、退屈そうに欠伸をしている井上くんと目が合った。
慌てて口を手で隠して、こっち見んな、と手で払われた。
講義中あれだけ寝て眠いんですか！
「あ、すいませーん！」
「お伺いします」
偶然通り掛かった井上くんじゃない人に雄登が声を掛ける。
井上くんは、女の人達のところに注文を取りに行っている。
……ふうん、井上くんあんなニコニコしながら接客するんだ。
「姉ちゃん、」
学内では私以外とはあんまり話さないから。
「姉ちゃん、聞いてる？」
『ん？』
「飲み物、何にするか聞いてるの！」
『あ、ごめんなさい、……レモンサワーで』
普段はお酒なんて滅多に頼まないのに、なんだかモヤモヤして。
アルコールを摂取してしまえば少しは気分が晴れるかな、って。
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檸檬(プロフ) - やっぱりアオさんが描く瑞稀くんが大好きです!! (2020年4月12日 13時) (
レス) id: 7f7d842168 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - とても面白いです(*^^*) 瑞稀くんメッチャかっこいい! (2019年11月9日 16時) (レス) id: 33e6fc8eff (このIDを非表示/違反報告)
Jin(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています〜。そろそろみずきくんの本領発揮させてください！更新楽しみにしています。 (2019年11月8日 15時) (レス) id: b6ce9f7cb2 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - すごい良いです！ユウピ担なんだけどみずっくんもれあくんもより好きなりました！頑張ってくださいね☆ (2019年11月6日 17時) (レス) id: 047315094b (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - すいませんこれみてたら、嶺亜くん落ちが見たくなってしまいました…ごめんなさい (2019年10月30日 17時) (レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年10月23日 0時
