プリンセスの憂鬱* (ページ26)

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？「そこで何してるの、(笑)」

『えっ、え、あの、』

？「早く入りなよ(笑)」

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そう言ってドアを開けてくれたのは、多分、BTOBのソンジェさんだと思う。

な、……なんでここに居るの？

混乱してる私をもっと混乱させるように、
ドアの向こうに居る見知った顔の方々。

いや、今をときめくアイドルの……え、入ってよかったのかな。

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？「わぁー！！ダリアさんだ！！！」

『え、あの、あ、初めまして』

？「めっちゃ緊張してる(笑)」

？「こっちおいで！」

『あ、有難うございます』

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何かよく分からず部屋の中に入る。

よく分からないまま真ん中で丸くなって座っている先輩たちにドキドキしながら、私も腰を下ろした。

え、待って待って。

目の前に居る大先輩たち。

Super Juniorのヒチョルさんを筆頭に、
バンタンのジンさん、Apinkのボミさん、

それからBTOBのソンジェさんが丸くなって座って

え、マジで何これ。

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ヒ「ちょっと、ダリアさんが……(笑)かなり混乱されてるみたいですね、(笑)」

『きゅ、急に車に乗せられて来たんですけど……これ何ですか？』

ボ「それが、私たちも知らないの(笑)」

ヒ「あ、でも製作陣見て！なんか笑ってる！」

ソ「もしかして全員揃ったんですか？！」

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スタッフさんが急にニヤニヤしだして怖いわ。

ヒチョルさんに紙を渡して、またニヤニヤ。

怖い怖い。なになに！

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ヒ「今日皆さんがここに集められたのは、新しいバラエティーを撮るためです」

ボ「バラエティー？！」

ヒ「番組名は……"アイドルヒーリングバラエティー『休暇をお願い！』"」

ジ「アイドルヒーリングバラエティー？」

ヒ「お、今日のミッション！」

ソ「ミッションがあるの？」

ヒ「"5人でこれから撮影する場所を探して下さい。ヒントは……海が見える丘？"」

ボ「海が見える丘に行けって？ヒントざっくり過ぎない？(笑)」

ヒ「あぁ～～5人で車に乗ってくの？」

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スタッフさんがヒチョルさんに車の鍵を渡す。
うわぁ、なんか凄い事になってる……

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ヒ「待って、免許持ってる人ー？」

ソ「はい！」

ジ「はい！」

ボ「私持ってない！」

『あ、私もです』

ヒ「じゃあここは男が運転しないと」

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ヒチョルさんの一声で運転手を決めるじゃんけんが始まった。

私は全然状況を飲み込めてないのに……先輩たちの適応能力凄い、

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