2-1. それぞれの反応 ページ3
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ジニョンside
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「え!!!ヒョン!ヒョン!!これ見て!!」
「おいユギョマ、こんな遅くに騒ぐなって」
「いや、これ見てよヒョン!!」
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すごい勢いで俺のところに走ってきたユギョム。
その手にはスマホが握られてる。
声がデカいから、リビングでご飯食べていたベムとマクヒョン、寛いでたジェボムヒョンもこっちを見て「なになにー?」とか言って近寄ってきた。
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「見てこれ!!」
「……JYPエンターテインメントから怪物新人がデビュー?」
「そう!!知ってた!?!?」
「知るわけないよ、今これ見て驚いてるんだから」
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最近TWICEがデビューしたばっかりなのに、もう新人がデビューするなんて……早すぎないか?
隣で興味深そうに画面を覗くマクヒョン。
ジェボムヒョンはじーっと画面を見つめているし、ベムはユギョムと盛り上がってる。
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「DariA……だって。凄いね、ソロなんだ」
「マクヒョン、見たことある?この子」
「いや……顔すら見えないのに分かるわけないじゃん(笑)」
「そうだよねーー」
「でも、この声どっかで聞いたことある気がするんだけど」
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ジェボムヒョンに僕も頷いた。
さっきから何処か引っかかってたんだ。
聞いたことある声だなって思ってたらヒョンもそうだったらしい。
でもどこで聞いたんだろう……検討も付かないけど、
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「綺麗な声だね」
「うわぁ、どこで聞いたんだろ……」
「ヒョン!頑張って思い出して!」
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俺だって思い出してスッキリしたいさ、!
モヤモヤする……いや、絶対聞いたことある声なんだよ。誰だっけなぁ……
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「あれ、ジェボムヒョンどこ行くの?」
「ちょっと部屋戻るわ」
「あ、そう?」
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ジェボムヒョンは部屋に戻ってった。
諦めたのかそれとも……誰か分かったのか?
でも、もし分かったとしても、問い詰めたところでヒョンは教えてくれないだろう。
悔しいけど……明日になるまで待つしかないか。
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作者名:Kaulu | 作成日時:2019年11月12日 10時