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7-5. ページ16

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ただいま夜中の3時を回っております。

流石に皆んな明日を考えたのか、ソファーに転がったりベットに転がったり(私のベット……)してる。

起きてるのは私とミナだけになったのかな?


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『ミナ、寝なくていいの?』


「なんか眠れなくて」


『あらま』


「明日私はそこまで早くないの。だから大丈夫よ』





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彼女曰く他の子は入りが7時とかなんだって。
何回も言うけど、本当によく来ようと思ったね、(汗)


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「皆んなよく寝てるね」


『最近はどう?忙しい?』


「うん。忙しい。だけど楽しい」


『そか〜〜』


「あのさ、A」




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いつになく真剣な声でミナが名前を呼ぶもんだから、私も思わず振り向いた。


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「私、ごめん」


『は、え?……何が?』


「ごめん。本当にごめん、」


『え、いや、何に謝ってるの?』





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私の目も見ないで、ミナは下ばっかり見る。

え、ミナに謝られる事したっけ。
全く記憶にないよ?


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『ミナ?どうしたの?』


「私……いつもAに申し訳ないって思ってる」


『な、なんで』


「……Aと一緒にデビューしたかったのもそうだし、」


『(あぁ、SIXTEENの話しね)』


「私なんかよりAの方が……歌も踊りも上手くて顔も綺麗で、ステージだって慣れてるだろうし、知名度も……」


『ちょ、ちょっと待ってミナ』


「……なに?」


『そんな事思ってたの?』





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ポカンと私を見るミナ。
言いたい事は……分かる。分かるけど、


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『私だって勿論、TWICEでデビューしたかったよ?ダメだった時は何で!?って思ったし、落ち込んだりもしたけど』


「うん」


『今は、TWICEがこの9人でよかったって思うの』





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すやすや寝る彼女たちを見ると

こんな風に、練習生の頃から変わらないで居てくれる彼女たちがTWICEでよかったって思うし

友達でよかったってやっぱり思う。



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『ミナが私に申し訳なさを感じる必要はないよ?私、今とっても幸せだもん』


「……強がってない?」


『(笑) 私、強がるキャラなの?(笑)』


「Aはそうだよ」


『凄い真顔で言うじゃん』


「強がるくせに見えない所で泣いて、自分でストレス溜め込むでしょ」


『……そう、なのか?』


「そう。だから心配なの」




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怒った様に頬を膨らませるミナ。
彼女の優しさはホントに深くてあったかいなぁ。


抱きしめてあげれば意外と素直なミナにまた笑った。





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作者名:Kaulu | 作成日時:2019年11月12日 10時

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