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『ただい……』
「あーー!!オンニが帰ってきた!!」
「わぁぁぁぁぁAオンニ!!」
『っ、ぐぇっ』
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ようやく宿舎に着いたと思ったら、馬鹿でかい声の後に何かが体にぶつかってきた。
変な声出た……
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「オンニ!!おかえり!!」
『っ、何でツゥイが家に……?』
「オンニが大好きだから?」
『理由になってませーん』
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体に巻きつくツゥイの長い手を撫でながらリビングへ行くと、それはそれは大変な事になってて
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『……なんでTWICE全員居るの!?!?』
「おかえりA〜〜」
「オンニ、先にお風呂入っちゃった!」
「何ぼけっと立ってんの(笑)早く座りな(笑)」
『ごめん順を追って説明して?』
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自分の家の様に普通に挨拶するサナオンニと、何故か風呂に入ったらしいチェヨン。
これまた自分の家の様に早く座れと諭すナヨンオンニ。
もう意味がわからない
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『どうやって入ったの?』
「教えてほしい?」
『いや何か怖いからいいわ』
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笑顔が怖いよジヒョ。
相変わらずツゥイは抱きついてるし、ジョンヨンオンニは取っておいたラーメン勝手に食べてるし
ダヒョンはナヨンオンニとテレビを見てて
モモオンニはソファーで寝てて、
その様子を見てたミナが可愛く笑ってる
この妙な安定感。
実家じゃん
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「オンニがそろそろ寂しがってるかなーって思って、来ちゃった!」
『……ツゥイは一生そのままでいてね』
「?」
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なにこの可愛い生き物。
可愛すぎて頭撫でたげたら擽ったいのか猫みたいに身をよじって、さらにキツく抱きついてきた。
うん。可愛い。けど苦しいよツゥイ。
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『てか皆んな大丈夫なの?こんな遅くに家に来て』
「大丈夫じゃないよ」
『ダメじゃんじゃあ、(笑)』
「うん。だから泊まるの!」
『モォラゴ!?!?!?!?』
「A声デカすぎ(笑)」
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いや何故!?家主の許可なしに泊まりにくるこの子たち頭どうかしてない?
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『服とかどうすんの』
「ある程度はあるよ」
『ある程度って……』
「持ってきてない人も居るけど」
『なんで?その人は泊まりの意味を知ってるの?』
「Aの借りればいいかなーって思ったからさ。いいでしょ?A」
『サナオンニ……面倒くさかっただけでしょ』
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自由すぎるこの人たち……
今夜は長い夜になりそうな予感がするぞ。
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作者名:Kaulu | 作成日時:2019年11月12日 10時