推しを体調不良にしようと思います【stpr】

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砂浜を歩いていく。客はほぼいない。気になった貝殻などを拾いながら歩く。
「なんにもないね」
後ろから聞き慣れた声に持っていた物を全ておとす。
馬鹿らしくて笑うなんて出来ない。
海がよく似合う、俺の仲間。
水色の髪が風になびかれる。
なんで、ここにいるの？
どうしてここがわかったの？
「ここにいてどうするの？」
俺の場所を特定した？
特定してどうする？『抜ける』って事になったでしょ。
もう俺達は他人と同じでしょ？
「家には帰らないよ。この近くに旅館があるんだ。そこにいこう？」
ただ、さっき裏切られたのに嬉しくて。
差し出された手を取ってしまった。
旅館につき、ちょっと待ってて、と言われる。
この間に他の人達を連れてきて、俺を責めるつもりなのか。
相当参っていたらしく、涙が一つこぼれた。
一個でもこぼれたら、溢れるように泣いてしまって。
帰ってきた彼が驚いて、ずっと背中を叩いていてくれた。少し落ち着いたかな、って時に彼が立ち上がった。
「彼女が傷付いてるのに、探せない彼氏なんていらないでしょう？」
「僕に乗り換えなよ」
「僕なら探すよ。莉犬くんの事しか考えない。」
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ちまちまですみません(;ﾟдﾟ)

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