推しを体調不良にしようと思います【stpr】

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ななもり目線
何が起きた？確か、ジェル君の家に来て、雑談していたら、倒れた？今はさとみ君が倒れる所を抱えてくれて、怪我はしていない
「なーくん、ジェル熱あるよ！」
さとみ君の言葉ではっとする。
「莉犬くん、救急箱から体温計取り出して」
そうだ、この状況で焦ってはいけない。ひとつひとつ、丁寧に。
「遅れたぁ！ごめん！」
「ころん！ドラッグストアで冷えピタとポカリ買ってきて！！」
普通の家はずっと冷えピタなんて常備していない、と考え、お使いを来たばかりのころんに頼む。
「えぇ！？何？誰か熱出したの？」
「話は後！早く買ってきてー！」
ジェル君の寝室は二階にあるはず、
「さとみ君、ジェル運ぼう」
二階にジェルを運んで寝かせ、ぬらしたタオルで汗を拭いた。これで一段落かな。
「なーくん」
さとみ君に話しかけられる。
「お腹空いたでしょ。ほらこれ」
片手で食べられるおにぎりだ。
ありがと、と1言いい、一口食べる。程よい塩加減だ。
「一階にお粥作っておいたからジェル起きたら食べるよう言っといてね！」
頼りになるなぁ、と思いつつ、おれは意識を手放した。

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