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そしておばあちゃんがネックレスの作り方を教えてもらい、
「できたあーー！！ 」
と完成！
隣を見るとたつくんもできたみたいで、私の見てなんだかとても嬉しそう。
貝殻拾いのときに大っきいの取らんといてや！となぞに注意されたのはこのことだったのかと勘づく。
小ぶりの貝殻がとても可愛らしい。
大「A、交換せえへん？ 」
「え！ いいよ！ 」
と二人で仲良く交換するのをニコニコとおばあちゃんが見てタイミング良くお料理を運んでくれる。
大「うわぁ！ めっちゃ美味そう！ 」
「ホントだね！！ 」
店「フフフ〜ありがとうね〜」
なんて、微笑んでくれるおばあちゃんの手は年相応のしわしわで美味しいおにぎり握ってくれそうな手をされている。(え)
いただきます！
と二人手を合わせて美味しそうなご飯をくちに運ぶ。
おばあちゃんは気を遣ってのことなのか、
「何かあったら呼んでくださいね〜」
と二階の方へ上がっていってしまった。
「素敵なところ、連れてきてくれて本当にありがとう！ 」
大「そう言ってもらえて嬉しいわ。」
と嬉しそうに微笑むたつくん。
二人ともある程度落ち着いたところで、お互いの仕事の話だったり近況を、それぞれ話す。
たつくんは今、仕事的に今年が1番キツくそして1番ワクワクする。と言っていた。
お互い、今が一番の山場を迎えている。
すこし真面目な話しをしたところでおばあちゃんが一階に降りてきた。
店「今からデザートこしらえますからね〜」
と言って出てきたのが、三色団子とおしるこ。
和菓子ずきのたつくんにドストライクだったのか出てきた瞬間目がキラキラしている。
鮮やかな三色のおだんごもおしるこもとっても美味しかった。
もともと私はつぶあんが苦手だったけど、おばあちゃんのおしるこは抵抗なくすんなりと美味しく頂くことができた。
と、甘味が出てきてリラックスかと思いきや、
たつくんが真面目な顔をして少しふうッと息を吐いた。
大「A、聞いてほしい。」
私はたつくんの真剣な表情に、思わず肩があがって私にも緊張がはしる。
「うん。」
大「俺、Aとの将来の事考えてる。」
将来……と少し考える。
大「でも、職業柄、まだAのこと、幸せにすることは難しいと思ってる。」
うん、という意味でコクリと頷く。
大「その時まで、待っててくれますか？ 」
「はい。」
一気にたつくんに笑顔が戻った
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作者名：スパムおにぎり | 作成日時：2018年8月12日 14時
