125.ワンピースがかわいくて ページ31
ついに待ったこの日。
今日は、たつくんとお食事の日！
一日中オフだから、たつくんのお迎えの時間まで結構余裕がある。
「フフッ〜♪ フ〜♪ 」
朝ごはんにトーストを焼いて、目玉焼きを乗せたら出来上がり！
思わず鼻歌を歌ってしまう。
お迎え時間は夕方18時！
それまでは、ドラムでも叩こうかな！
.
.
.
「ピンポーン♪」
とおやつの時間を少し過ぎた16時にインターフォンが鳴った。
「はいはいはーい、今行っきまーす〜」
とかけていくと、モニターには
？「こんにちは〜〜〜〜」
と聞くからに怪しいめっちゃ頑張って出している甲高い声とでっかいくまのぬいぐるみの顔
「……たつくん(笑)」
「ちがいまーす！ クマです。クマです！」
「お仕事は？ 」
「クマさんにお仕事はありません！ 」
いや、どういうテンション(笑)
「今開けるから待っててね〜」
そう言って玄関にむかい、ドアをあけると
大「お迎えにあがりました。」
たつくんが、シャツとネクタイを着こなしてクマのぬいぐるみを持ったまま執事がよくするようなポーズでお出迎え。
「え！ 5時って。」
大「ンフフ、サプライズ〜(笑)」
そういうと、たつくんはくまのぬいぐるみと一緒に手に下げていた少し大きめの袋を私に手渡した。
「これは？ 」
大「その前にちょっと部屋、入らせて(笑)」
「わあ！！！」
袋を開けると、鮮やかな緑色のワンピースが入っていた。
「え！ 凄いかわいい！！ これ！ なに？！ 」
大「今日のご飯に、これ着てってほしいねん。」
大「ええよな？ 」
「うん！！！ うん！ すごい嬉しい！ 」
着てみると、やっぱり緑が綺麗に映えていて胸元の全て柄が違うボタンがキラキラと照明を反射して光っている。
大「お！ ええやんええやん〜」
我ながら、緑のワンピースが似合っていると思った。緑は彼のカラー。素直に嬉しい。
大「行こか。」
「うん！ 」
たつくんに手を引かれ、車へと乗り込み二人でお店へむかった。
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作者名：スパムおにぎり | 作成日時：2018年8月12日 14時
