とある忍たまのモブ生活？？？

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A「一年生の時、俺には仲のいい友達がいました。いつも一緒だった。けどその子は、二年生にはなれなかった」


殺されたんだ。

長期休み中に、戦に巻き込まれて.....


A「二年生なって、新しい友達ができました。趣味があって、とても仲が良かった。けどこの子は、村で流行ってる病で命を落とした」


伊作「！」


ショックだった。

悲しかった.....


A「三年生になって、クラスには、俺を入れて三人しかいませんでした。少ないながらに、みんな仲が良かった。けど.....」


自分の拳を握りしめた。


A「四年生に上がる試験で、死なないはずの試験で、みんな死んだ」


伊作「！君.....」


A「三から四、四から五、五から六に上がる試験は、とても難しい。受かったらラッキーだ」


死ぬはずのない進級試験。

俺の仲間は、賊に殺された。

遺体として帰ってきた、俺の仲間たち。


A「俺の母親は、俺が生まれて直ぐに死んだ。父親は、戦に巻き込まれて死んだ。俺をタライ回しにした親戚も、みんな死んだ」


元気だったはずなのに、流行病で死んだ。

戦に巻き込まれた。


A「だから皆、俺を嫌った。俺を『鬼の子』『忌み子』と言った。俺と関わった人はみんな死ぬから....だから.....」



みんなが死なないように.....

俺の大切なものにならないように......


俺の手から、こぼれ落ちないように.....



『俺は独りでいることを選んだ』



A「っ.....」


伊作「A！」


突然意識が途切れ、先輩の胸に倒れた。


伊作「Aっ.....」


僕があんなこと聞いたから.....


どうしよう.....


伊作「Aっ！」


A......



森山「落ち着け。布団に寝かせれはいいんだ」


伊作「！はい.....ありがとうございます」


森山「Aはな、昔はよく泣いて、よく笑うやつだった。友人を一人、二人と失う度に、感情を殺すようになった」


伊作「そう、なんだ....」


森山「泣き虫で、寂しがり屋なくせに、俺と同じ道を進んだ」


伊作「え....？」





どういう、こと......？

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