豆腐小僧の弟君！よんっ！

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鬼蜘蛛丸「大丈夫ですか？」


A「んゆ.....」


ひょいと抱き上げられた。


鬼蜘蛛丸「顔色、真っ青ですよ」


A「気持ち悪い.....です......」


鬼蜘蛛丸さんの肩に頭を乗せ、だらーんと脱力してるA。


鬼蜘蛛丸「船酔いですね......」


A「不甲斐ないです......」


ほんっと気持ち悪い.....


鬼蜘蛛丸「向こうで少し休みましょうか」


鬼蜘蛛丸さんに回収されたAです。





船の一室....



鬼蜘蛛丸「ここで少し休むといいですよ」


マフッと布団に寝かされた。


A「ありがとう、ございます......」


鬼蜘蛛丸「いいえ」


優しく頭を撫でられた。


A「ん......」


なんか、お父さんの手みたいで安心する......


義丸「おや、鬼蜘蛛丸」


鬼蜘蛛丸「義丸」


義丸「どうしたんだい？その子」


鬼蜘蛛丸「船酔いだ」


義丸「大丈夫かい？」


A「ふぁい......」


義丸「顔色、真っ青だ.....」


A「すみません......」


義丸「この状態で聞くのもなんだが.....お団子屋で会った、お嬢さんは君かい？」


A「んえ？」


義丸「ほら、名前が一緒だし、見た目も、ね」


鬼蜘蛛丸「ああ、そういえば、そうだ」


A「お団子屋さん....ぼくです.....女装の授業で.....」


義丸「そうだったのか。すまない。こんな状態で」


A「いえ、ぼくこそすみません.....うぇ.....」


起き上がったら、気持ち悪さが増した。


鬼蜘蛛丸「ああ。ダメですよ。寝ててください」


A「すみません.....おぇ......」


義丸「終わるまで、寝てるといいよ」


ふわふわと頭を撫でられた。


A「ん.......」


すごく心地よくて、寝てしまった。

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