今日も今日とて推しが尊い！！！

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A「土井先生の親って、どんな人なんですか？」


土井「唐突だな」


A「なんとなく、気になったんで」


土井先生の一族が豪族で、親が殺され、忍者として生きた。

そして、抜け忍になり、山田先生宅に保護された。


これは、アニメでも見れる話だ。


けど、親の話は聞いたことがない。


これは、転生した俺の特権だな。


A「で？どういうご両親だったのですか？」


土井「母は優しく、おおらかな人だった」


A「ほうほう」


土井先生の優しい人柄は、母親似なんだ。


土井「父は誰よりも強くて、少し不憫な人だったけど、私たち家族を大事にしてくれた」


土井先生は、両親の良いところを貰ったんだ。


いい教育をしていたんだろうな。


土井「だが、私が....そうだ、お前くらいの歳だった時、家が焼き討ちにあい、両親は死んだ」


A「.....」


土井「そこから、私は一人になった。仏門に入り、修行をした。そして、忍者になった」


A「......」


話が、重いな。


俺が思ってた以上に、辛くて、重い経験をしてる。



土井「城のやり方に疑問を持ち、抜け忍になった。そこで、山田先生に出会った」


これは、アニメや漫画で知ってる。


土井「そして、忍術学園の教師になった。教師になって、しばらくした時....近くで戦があってな、巻き込まれた村があると聞いた。行ったら、きり丸と出会った」


これは、知らない話だ。

近くであった、戦に巻き込まれた村にきり丸が居たんだ。


土井「どうしても無視できなかった」


A「自分と、似ていたから....昔の自分と、姿を重ねた」


土井「ああ、そうだ」


ふわりと俺を見て笑った土井先生。



俺には、無理して笑ってるように見えた。

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