兵庫水軍の子 さんん！

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ご飯を無事食べ終え、夜。



A「....賑やかだなぁ.....」


お茶を片手にガヤガヤと騒ぐ滝夜叉丸達を見た。


滝夜叉丸と三木ヱ門が網問兄達に自慢話をし、タカ丸さんが髪結いをし、守一郎がキラキラした目で話を聞いてる。


元々賑やかだったけど、アイツらが来てからさらにガヤガヤしてる。


もはや騒音。



涼「おっこらせ」


A「涼」


ストンと俺の隣に座ってきた。


A「向こう行かないの？」


涼「お前こそ、いいのか？」


A「俺はいいの。見守ってるだけで充分楽しいし」


涼「そっか」


A「で？おまえはどした？」


涼「ん？ここが、お前の家なんだなって....毎日楽しそうだよな」


A「実際楽しいよ。喧嘩は流血沙汰だけど」


涼「怖ぇよ」


A「ははっ、けど、俺の宝物だからな。兵庫水軍もアイツらも」


涼「そうだな。なあ、A」


A「ん？」


涼「俺、空飛びたい」


A「は？」


涼「空飛ぶんだぁ.....」


A「ん？？」


なんか、いつもより馬鹿じゃない？

どうした？？


涼「んへへ....」


A「涼？....うわ、涼！？」


顔真っ赤！！


あ、もしかして.....


A「誰だよ、涼に酒飲ませたの！！」


悠「あ、こいつ、俺のコップ持ってやがる！！道理で見つかんねぇと思ったわ！！」


A「お馬鹿！涼のお馬鹿！！」


涼「んへへ〜....A〜.....」


A「あ、ダメだこいつ。悠兄、寝かせてきて」


悠「おう」


悠兄は、涼を引き摺ってった。



A「涼には酒飲ませないようにしよう」


天然に拍車がかかる。


気をつけよ。

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