兵庫水軍の子 さんん！

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A「あ〜、始める前でよかった〜.....」


シャクシャクとジャガイモの皮を剥きながらそう言った。


涼「やりたかったなー」


A「お前ふざけんなよ。あんな、ダークマター食いたくないって」


平「ダークマターとは失礼な。ちゃんと作ったぞ」


A「かー....」


1度だけ、学園で料理を作らせたことがある。


やばかった。

真っ黒。焦げとかじゃなくて、色が黒かった。


軽く恐怖を覚えた。



だから、あれ以降こいつらに料理をさせるのはやめた。



守一郎「あーん」


守一郎が隣で口を開けた。


A「ほれ、あーん」


既に出来上がった揚げ物を口の中に入れた。


守一郎「ん！んまいっ！！」


A「それはよかった」


綾部「さすが兵庫水軍のお母さん」


A「はいはい。ほら、できてるお皿を大部屋に運ぶ！」


タカ丸「はーい」


田村「なにか手伝うか？料理」


A「じゃあ、棚にある調味料取ってきて」


田村「ああ！」


涼「俺も手伝う〜！」


A「皿取ってきて」


涼「うぃー」


A「ふふ」


なんか楽しいな。

こういうお泊まり的なやつ、ちょっとワクワクする。


田村「A、私も食いたい。味見」


A「はい、あーん」


田村「んっ....ん、美味しい」


さっき出来上がった、ぶり大根を食わせた。


涼「ずーるーいー！！俺も！！」


A「はいはい」



こうして、みんなで料理？をするのは楽しいな。


作ってるのは俺だけだけど。



お泊まり会、楽しみだ。


そう思った。

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