抜け忍の子、忍たまになる にん！

悪夢を見た。再び。 ページ24

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滝ちゃんと別れて、自室に戻った。



A「暖かいな.....」


布団を抱きしめ、意識を落とした。




「痛い、痛いよっ....やめてっ！！」


「はっ！誰がやめるかよ！！お前は、一生俺たちのストレス発散の道具だ！！」


「いや、いやだ....ガハッ....ゲホッ、うぇっ.....」


「こいつ吐いたぜ！！」


「これから、よろしくな。Aくん」


「いやぁああっ！！！！」





A「うわぁああ！！！！」


ガバッと勢いよく起き上がった。


A「はー、はーっ.....」


俺の、幼いころの夢.....


父さんと母さんが死んで、忍者に連れ去られた頃の夢。



俺が、絶望のどん底に突き落とされた時の夢......


あの日から、俺は毎日、毎日....薬の実験台にされ、殴られ、蹴られ....

酷い時は、火で....ご飯だって、まともに食べられなかった。


もう、嫌だよ......


A「っ、ひっ、ひっ......」


目から涙が溢れた。



A「いさ、く.....」


怖い、怖いよ....


なんで、俺ばっかり......



A「いさく、いさくっ......」


ぼろぼろと大粒の涙を零した。


枕を抱きしめ立ち上がり、伊作の元へ向かって部屋を出ていった。

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