皆の思考が怖すぎる件 三ーー！

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A「そういやさ、すごく聞きたくないけど、葵ちゃんは、なんのカップリング？が好きなの？」


葵「うーん。一番の推しは、久々知さんとAさんですかね？」


A「あ、はい」


聞いたのが間違いだった。


葵「あとは〜、善法寺さんとか立花さんとか？あ、五年生とAさんでもいいですよ！」


A「あのぉ....葵さん？」


葵「はい！」


A「俺以外は、ないの？」


葵「Aさん以外だったら.....双忍くくとかくく竹とか竹くくとか〜....伊食満、食伊、なんでもいけますよ！」


知らん単語がいっぱい飛んできた。


A「なんかよく分からないけど、楽しいならそれでいいや」


葵「Aさんって、人の幸せを喜び、人の不幸を自分の事のように悲しむことができますよね」


A「そうかな？」


葵「それが人にとって、この時代を生きる人にとって、一番大切なことなんです」


A「！そうだね。戦が止むことのないこの時代。生きるので精一杯だもんね」


葵「Aさん。もし、人の心が読めなくなったらどうしますか？」


A「正直、怖い」


葵「怖い？」


A「読めることが当たり前になっちゃったから、読めなくなるって思うと、すごく怖いんだ。相手がどんなことを望んでるか、分かってたのが分からなくなるから」


葵「Aさんなら大丈夫ですよ」


A「ううん。俺はそんなに強くないよ....」


葵「もし読めなくなっても、貴方なら、大丈夫。だって、こんなにもたくさんの人に好かれているんですから」


A「こんなにも？」


まるで、人が近くにいるような感じが.......


葵「ふふっ」


え、何その意味深な笑い.....


A「なんか、嫌な予感が......」


こわ。

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