皆の思考が怖すぎる件 三ーー！

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A「っ.....ぃった.....」


寝がいりを打って、身体の痛みで目を覚ました。


A「......」


医務室？

なんで？

ガシガシと頭を掻きながら、布団から起き上がった。


伊作「あ、起きた？」


A「あ？.....伊作、先輩.......」


医務室に入ってきた伊作先輩。


伊作「寝起き感すごいね。声、掠れてるよ」


A「そすか......」


伊作「実技、随分頑張ったみたいだね。お疲れ様」


A「ありがとうございます......」


なんだろう。

俺の下腹部に違和感が.....起きてから気づいたけど。


伊作「？どうかした？」


A「いえ、なにも.....」


いや、その違和感の理由、俺とてもよく分かってる。

男の人ってさ、疲れてる時とか寝起きとかにね、意図せず元気になる時があるの。

俺、初めてなんだけど。今まで、一回もなかったんだけどなぁ.....

今回、両方重なったからね。そういう事か。


さて、どうするべきか。


A「伊作先輩......」


伊作「ん？」


A「僕、厠に行ってきます」


バレないように、下腹部を抑えて、立ち上がった。


伊作「！へぇ.....」


A「っ......」


医務室の襖に手を掛けた時、背中がゾワゾワとするような悪寒を感じた。


あ、ヤバい。


これは、早急に逃げなくては......


A「しっ、失礼しました！」


そう言って、襖を開けようとした。


伊作「捕まえた」


A「ひっ！！！」


後ろから、抱きしめられた。


そして.....


A「うわっ！！」


布団に押し倒された。


あ、終わった......

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