皆の思考が怖すぎる件 三ーー！

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数分後.....



平「っ.....」


田村「っ、くっ......」


綾部「は、っ......」


守一郎「が、は......」


タカ丸「っ、はぁ......」


四年生、壊滅状態。


A「嘘でしょ......」


五年生を一人も倒せず、四年生は壊滅状態。

残るは、俺一人になった。


やっぱり、四年生の協調性の無さが裏目に出た.....


五年生は、一人一人の仲間意識が強い。

俺ら四年生とは真逆だ.....


A「ははっ....一年の差って、こんなにでかいのかよ......」


自虐気味に笑った。


竹谷「もう終わりか？」


A「っ......」


一人で勝てるわけない......


こんなんなら、降参した方が.......


A「マシだよな......」


俺も、身体痛いし.....


平「っ、A！！！」


A「！た、き......」


突然、声を張り上げた滝夜叉丸。


平「お前のその、やる前から諦める癖、いい加減に直せ！！」


A「！」


田村「お前はやれば出来る！！やる前から、諦めようとするな！！！何事も、挑戦しないと分からないだろう！！」


A「三木......」


前に、母さんにも言われた。


やる前から、出来ないと言うな。やらないと分からない。


A「そうだよね。やらないと、分からないよね」


深く、深く、深呼吸をした。


A「......」


兵助「へえ、目付きが変わったね」


三郎「五対一。勝ち目なんてないだろう？」


A「それはどうでしょう？」


ズキズキと痛む左腕を押えた。


A「ふーーー......」


考えろ、考えろ.....この世界で一番考えるんだ。


どうしたら、勝てる？

どうする？

どう逃げる？どうすれば、五年生に勝てる？

どうすればいい？

どうすれば.........


A「！！」



残り三十分。



A「やるだけ、やってみよう」


そう言って、武器を構えた。

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