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A「ん......あ、れ.....ここは.....」
綺麗だなぁ.....
色んなお花が咲いてる.....花畑?空も、真っ青。すごく、綺麗だ......
A「マジで、死んだパターンか.....」
蓮太郎「A」
A「!!」
背後から、名前を呼ばれた。
このよく聞いた声。低く、心が暖かくなるような声......
A「っ......」
涙が溢れ出した。
A「蓮太郎っ!!!!」
蓮太郎「うおっ!!」
振り向いて、蓮太郎に抱きついた。
A「蓮太郎、蓮太郎っ!!会いたかった!!会いたかったよっ!!!」
叫ぶようにそう言った。
蓮太郎「お前を置いてってすまなかった。ごめんな。ごめんな.....」
A「うんっ、うんっ!!」
蓮太郎「A、いつも俺を想っててくれてありがとう」
A「うんっ」
蓮太郎「お前には、感謝してもしきれねぇよ」
A「うんっ.....」
蓮太郎「A、俺はお前と一つ、約束したろ?」
A「やく、そく?」
蓮太郎から離れて、蓮太郎の目を見た。
蓮太郎「生きろ」
A「!!!」
俺の中で呪いとなった言葉.....
蓮太郎「お前はまだ死んでない。生きろ。生きろ」
A「やだよ。おれ、もういっぱい、頑張ったよ.....」
蓮太郎「お前、言ってたろ?じいさんになって死ぬまで、意地でも生きてやるって」
A「!」
蓮太郎「A、生きろ。俺の分まで、生きろ!!」
A「っ、蓮太郎、離れたく、ないよ......」
蓮太郎「耳を済ませ」
A「え?」
周りの音を聞くと......
───A!!A!!!
───起きろ!!A!!!
A「!みんなの、こえ......」
蓮太郎「ああ。お前は、まだ死ぬべきじゃない。まだ、やることが残ってるだろ?」
A「....うんっ」
力強く頷いた。
蓮太郎「ほんとは、俺もお前と離れたくない.....」
蓮太郎が涙を流した。
蓮太郎「でも、お前にはお前の人生がある。生きろ。生きろ!!俺の分まで!!」
A「うん!生きる!!蓮太郎の分まで!!」
蓮太郎と手を合わせた。
蓮太郎「またいつか、その時まで......」
A「しばらく、お別れだね」
蓮太郎「じゃあな。親友」
A「またね、親友」
「またいつか、何処かで........」
そう言って、蓮太郎と手を離した。
A「ばいばい。蓮太郎」
蓮太郎「ああ、またな。A」
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颯でーす!(プロフ) - ひなたさん» ありがとうございます!!次回作でも、宜しくです! (2021年11月15日 1時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 完結おめでとうございます!二日間見れなくて一気に糖分と感動が摂取されて…_:(´ཀ`」 ∠):次回作も楽しく読ませていただきます! (2021年11月15日 1時) (レス) @page27 id: 39e1e4063a (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - しゅるさん» じゅ、10分!?それはぶっ倒れ案件です(°_°) (2021年11月15日 0時) (レス) id: 39e1e4063a (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - まりもさん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年11月13日 21時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - 完結おめでとう御座います!次の話しも頑張ってください!! (2021年11月13日 21時) (レス) id: ac40c5a431 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:颯でーす | 作成日時:2021年11月9日 20時