目立たない六年生 四！！！

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A「うぇ.....」


やば、死ぬ.....


腹、パンパン.....


兵助「先輩、まだありますよ？食べますよね？」


A「う、っ......」


圧を感じる......


A「っ、兵助」


兵助「はい？」


A「勘右衛門が、ずっと食べたがってるよ。ほら、あそこ」


尾浜「げっ！」


勘右衛門のいる、食堂の入口を指さした。


兵助「！勘右衛門！勘右衛門も食べるか？」


尾浜「あ、っと.....あー！！A先輩！！何逃げてるんですか！！！」


A「お、やっべ.....」


兵助「先輩、逃げるんですか？俺の作った豆腐食べないんですか？」


A「くっ、逃げるが勝ちだ！！」


兵助「先輩！！」


厨の勝手口から、走って逃げた。


兵助「俺の豆腐、食べるまで、逃がさない」


A「っ〜〜〜っっ！！！」


ゾゾゾッと背筋が凍った。


A「絶対、振り切ってやるー！！」


兵助「待ってください！！」


地獄の鬼ごっこの開始だ。




尾浜「先輩、多分捕まるな......」


残された勘右衛門は、そう言った。


尾浜「今まで、何人も兵助の豆腐地獄から逃げようとした」


でも、誰一人として逃げられなかった。

豆腐が絡んだ兵助は、誰よりも強いし、執念深い。


だって、豆腐が絡んだ兵助は、ドクササコの凄腕忍者と並ぶくらい強い。


尾浜「ドンマイだなぁ......」


ま、頑張ってください。

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