"視える"編入生 肆

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土屋「A」


ぽんぽんと布団を叩かれた。


A「んぅ.....つちや、せんせ？」


土屋「四年生から事情は聞きました。だいぶお疲れですね」


A「からだ、いたい.....」


今にも眠りそうな目をしているA。


土屋「ふふっ、おやすみなさい。起きたら、ケアしますから」


優しく頭を撫でられ


A「ぅ、ん.......」


すぐに意識を飛ばした。



土屋「可愛いです」


眠ったAの頭を撫でた。


孫兵「うわっ！？つ、土屋先生.....いたのですね」


土屋「ええ」


Aの部屋に来た孫兵。僕に気づかなかったみたいです。


孫兵「A、まだ寝ているのですか？」


土屋「ええ、少し疲れているみたいです。今日は、休ませます。孫兵、授業に行きますよ」


孫兵「はい」


寝ているAの頭を撫でて、部屋を出た。




孫兵「土屋先生」


土屋「ん？どうしました？」


孫兵「Aの身体、首元でしたけど.....鬱血痕と噛み跡がありました」


土屋「！ふふっ、孫兵、あなたにはまだ早いですよ」


孫兵「？」


土屋「ま、四年生になれば、分かることです」


孫兵「そうですか.....」


なんか、よく分からないや。


土屋「ふふっ」


土屋先生、笑ってるし.....まあ、いいや。

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