・ ページ42
・
土井「いた、A」
A「土井先生」
わちゃあっとしていたら、ヒョコリと土井先生が教室に顔を出した。
土井「A、ちょっと使いを頼まれてくれないか?」
A「あ、ああ。承知し......」
タカ丸「だめだよっ!まだ危ないっ!」
土井「忘れてるだろうが、元暗殺者だ。多少のことは、自分で対処できるだろう?」
A「まあな。多少は」
タカ丸「むぅ......」
ぷくーっと頬をふくらませるタカ丸。
なんだこれは、ああ。
愛おしいというやつか。
タカ丸「知らない人に着いてっちゃダメだよ?」
A「ああ」
タカ丸「攫われそうになったら、どうするの?」
A「地面に五色米を撒く」
タカ丸「気絶させられたら?」
A「みんなが分かるように、出かける時は匂い袋を持つ」
ててん、とタカ丸に金木犀の香りがする匂い袋を見せた。
ここに入ってから、タカ丸に渡されたものだ。
タカ丸「ん、いい子!」
にこーっと嬉しそうに笑い、俺の頭をポンポンと撫でた。
土井「保護者か」
綾部「タカ丸さんが先輩してる」
タカ丸「じゃあ、行ってきてね!気をつけるんだよ?」
A「承知した。何を買いに行けばいい」
土井「あ、この覚書に書いてあるものを頼む」
A「分かった。では、行ってくる」
覚書を貰い、学園を出て、市へ出かけた。
外に出るのは、ここに来てから初めてだな。
284人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
颯でーす!(プロフ) - むむちぃさん» ありがとうございます!お気遣い感謝しますm(*_ _)m (2月21日 7時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
むむちぃ(プロフ) - 相変わらず颯さんの作品面白いです😭💕定期的に見直してます😂💕体調にお気をつけて下さい😭応援してます!! (2月21日 5時) (レス) id: 02955418be (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - 𝖫𝗎𝖼𝖺さん» ありがとうございます!今しばらくお待ちください! (12月4日 13時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
𝖫𝗎𝖼𝖺 - 初コメ失礼致します、後編楽しみにしております! (12月4日 10時) (レス) @page50 id: 4c7c84da7b (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - 空さん» ありがとうございます!(´▽`) (9月9日 14時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:颯でーす! | 作成日時:2023年7月8日 13時