新任教師は頑張ります！ 肆！

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A「ありがとう、土井先生。みんなも.....」


忍びは全滅。

俺が勝ったのだ。


土井「A」


A「？.....いだっ！」


ビシッとデコピンをされた。


痛い、なんで？？


土井「私たちが信用出来なかったのか？なんで、教えてくれなかったんだ？」


A「俺の私情にみんなを巻き込みたくなかったんです....みんなを、危険に晒したくなくて.....」


土井「だからって、あの人数一人でやろうとするのは、少々危険だ」


A「分かってましたよ」


危険ってことくらい。

死ぬのだって、覚悟してた。


土井「A、学園はもうお前の居場所だ」


A「！」


伊作「僕はもっと、頼って欲しいです。先生が、いつも僕たちを助けてくれるように、僕たちだって、先生を助けたい」


A「！ありがとう.....ほんと、いいヤツらだな、お前らは」


ニコニコと笑うみんなを見て、自然と笑みがこぼれた。


土井「Aはもう独りじゃない。帰ろう、忍術学園に」


A「！はいっ！」





俺は、何でも屋を営んでいた元フリーの忍者だ。



親もいないし、頼る相手もあまりいなかった。



だから、何でもひとりでやろうとしてたんだ。



でももう、それは辞める。


頼っていい、助けてって訴えていい。







何でも屋福ちゃんは、新任教師福ちゃんとして、忍術学園で頑張るとするよ！








〜Fin〜

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