新任教師は頑張ります！ 肆！

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次の日、俺は指定された場所に来た。


忍者「本当に一人で来たんだな、お前」


A「一人で来いって言われたからね。これで俺の大切な生徒に先生に手を出さないでもらおうか」


忍者「ああいいだろう。生きて帰れたらな！」


A「！！」


ザッと音を立てて現れた忍者たち。


やばい。


総勢二十人どころの話じゃない。


この人数を、俺ひとりで.......


A「っ！」


フルフルと首を横に振った。


ダメだ、弱気になるな。


俺がみんなを守るんだ。

昨日、覚悟しただろう。


たとえ相打ちになっても、みんなを守ると昨日覚悟しただろう。


弱気になるな、最後まで、戦え。


A「ふぅ......」


かかって来いよ。


懐から苦無を取りだし、構えた。


A「来いよ！返り討ちにしてやる！」


忍者「かかれ！」


一斉に動きだした。


今ふと思ったんだ。

一対二十以上って......


タイマンどころの話じゃないよね。


集団リンチ......

リンチつっても、間違いなく負けたら死まっしぐら....


忍者「よそ見をするな！」


A「してねぇよ！」


忍者の攻撃を避け、首に苦無を突き刺した。


A「はぁ、殺生は好きじゃないんだよ......」



何年悔やんでると思ってるんだ......


A「来いよ。雑魚どもが」



ニヤリと笑った。

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