同じクラスにはモテ男共がいる に！

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楓「A〜、入るよ」


A「お"〜.....ゲッホ、ゴホッゴホッ.....」


兵助「声、ガサガサだね」


A「喉痛くてぇ.....ゲホッ、ゴホッ.....」


雷蔵「熱まだ高いね.....早く下がるといいね」


A「ん......」


ふわふわと雷蔵に頭を撫でられた。

雷蔵の手、安心するなぁ.....


父さんの手みたいだ......


落ち着く.....


尾浜「ほんと、無理させてごめんな」


竹谷「元気になったら、何でもするからさ」


A「ん.....」


申し訳なさそうに眉を下げる二人。


布団からゆっくり手を出して、そっと頭を撫でた。


尾浜、竹谷「！」


A「俺は気にしてねぇよ.....ちと腰が痛いけど.....身体ちゃんと拭かなかった俺が悪いんだし.....お前らが気にすんなよ」


ヨシヨシと撫でて、ふわりと笑った。


尾浜「っ、もう.....」


竹谷「ほんと、好きだ......」


楓「こら、くっつくな。風邪移るよ」


A「くしゅっ！わり、かえで.....そこにあるスポドリ取って」


楓「ん、はい」


A「さんきゅ......ん....はぁ.....しんど」


兵助「しばらく休みな。この時期の風邪は怖いから」


A「あー、兵助も掛かったからか.....おう、ゆっくり休むわ。今日はサンキュ、お前たち」


三郎「しっかり休んで、元気に来いよ」


A「うぃー」


雷蔵「長居しちゃうと悪いから、そろそろ行くね。お大事に」


楓「ゆっくり休んでね」


A「おーう。また学校でなぁ......」


ヒラヒラと手を振って、みんなを見送った。


なんか、ちょっとだけ元気でた気がする。

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