同じクラスにはモテ男共がいる

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三郎「まだ寝てんのかよ」


A「すぅ......」


雷蔵「あ、楓の置き手紙」


『Aのこと起こしてあげて。俺これから部活だから、A起こしてら一緒に帰ってね。楓』


と、書かれていた。


A「すかー」


雷蔵「まさか、先生に虐められてたとは.....」


竹谷「しかも助けたのが木下先生、ね.....」


Aは、生徒ではなく先生に虐められてた。

生徒たちは、みんなAと仲がいい。

意外と人脈が広いことも知った。


でもAは、虐められた。

Aは生意気だから、先生に好かれなかった。


変な雑用を押し付けられ、夜遅くまで残された。


そのあと、Aを嫌う先生たちが、ことある事に地味な嫌がらせをした。


だからAは、夜の学校が怖い。


それが、木下先生が言ってたことだ。


尾浜「明るいから、みんなに好かれてるんだよね。本人気づいてないけど」


そっと、Aの頭を撫でた。


兵助「起こして、一緒に帰ろう」


三郎「A、A。起きろ、A」


A「ぅ、ん......さぶ、ろぉ....？」


三郎「っ、おはよ。ほら、一緒に帰んぞ」


A「ぅん.....ふぁ.....」


大きな欠伸をして、帰り支度を始めた。


竹谷「かわいいなぁ......」


三郎「なんか色々持っていかれそうだ」



ふわふわしてるA。


ほんと可愛い。


A「かえろーぜ」


兵助「ん、帰ろっか」




まだ少し寝ぼけてるAと話しながら、ゆっくり家に帰った。

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