ボッチくんの奮闘 二

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A「つ、かれた.......」


ちゃぷんと湯船に浸かった。


お歌の大会が終わった。

僕が寝てる間に。


優勝とかの制度はなかったけど、学園長先生からお菓子もらった。


ちょっと嬉しかった。


その後、部屋に戻って寝た。

起きて、みんなに褒められて、ご飯を食べた。

調子乗って食べすぎて、厠で吐いた。


そして今、お風呂に入ってる。

泣いたし、汗かいたし、疲れた.......


A「しんどぃ......」


ぶくぶく.....とゆっくり沈んでいった。


伊作「こーら、死んじゃうよ」


A「ぷはぁ.......」


脇に手を入れられ、湯船から出された。


A「.....ぜん、ぽうじ、せんぱい......」


伊作「こんばんわ」


A「こっ、こん、こんば、んわ.....」


伊作「湯船に浸かるのはいいけど、沈んじゃダメだよ。死んじゃうからね」


A「ご、ごめんなさい.......」


伊作「ん、もう上がりな。顔真っ赤だよ」


A「ぅ、ぁい......」


意識したら、急に頭クラクラする......

気持ち悪い......


A「おお、おさ、お先に、失礼、します......」


ザバンと湯船から上がり、お風呂を出た。


伊作「大丈夫かな、あれ.......」



ちょっと、不安なんだけど......


フラフラと歩くAを見て、そんなことを思った。

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