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伊作「おはよ。調子はどうだい?」
A「昨日より、らく、です......」
伊作「ちょっとおでこ触らせてね」
A「ん.....」
前髪をあげられ、おでこを触られた。
伊作「あれ?」
A「?」
伊作「熱が全然ない。Aの普段の体温だ」
A「ぅえ?」
確かに、昨日みたいなだるさも、喉の痛みも辛さもない。
伊作「まるで誰かが熱を持ってったみたいだ」
A「誰か、が......」
夜中、夢だと思うけど......
母さんが、僕のところに来たような.......
でも、母さんはもういないし.....
伊作「心当たりあるの?」
A「いっ、いっても、たぶん......」
信じられないと、思います......
伊作「言ってごらん」
A「.....亡くなった、母さんが.....僕の頭を、撫で、て......」
暖かかったな......母さんの、手......
伊作「そっか......きっと、君のお母様が君の熱を持って行ってくれたんだろうね。ほんと、治ってよかった」
A「ん......」
撫でられるのが気持ちよくて、堪能するように目をつぶった。
伊作「ふふっ....さて、今日はどうする?無理はさせたくないけど、授業参加できそう?」
A「今日は、休みます......」
伊作「ん、わかった。ゆっくり休んでね」
A「はぃ......」
モゾモゾと布団に潜って眠った。
伊作「ほんとは、知ってるんだ」
君のお母様が、頭を撫でてたこと。
白い羽の生えた、とても美しい女の人。
Aにそっくりな、色素の薄い髪の人。
あの人がAの亡くなった母親。
伊作「君は、愛されてるね」
そう呟いて、僕は教室へ向かった。
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のんさん(プロフ) - しゅるさん» どーも(。•ᴗ•∩) 最高な組み合わせっすね!!! いや、忍たまはみんな顔がいいのでねw 三木ちゃん✨同士だ🤝🏻🤝🏻 (2022年11月12日 0時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - のんさんさん» しゅる、乱入!←失礼します。調合組+利吉さんが推しですぞ!五年生は選べません。四年生は三木ちゃん!! (2022年11月11日 23時) (レス) id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - もんちゃんさん» ww4年生良いですよねw だが私は6年生らぶ←← 4年生だと…三木ちゃんか守一郎が好きですね!! (2022年11月11日 22時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - のんさんさん» 四年生もいいですぞぉー (2022年11月11日 21時) (レス) id: e65eca3444 (このIDを非表示/違反報告)
颯でーす!(プロフ) - のんさんさん» 最高です〜っ!! (2022年11月11日 21時) (レス) id: 79844c8da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:颯でーす | 作成日時:2022年11月5日 18時