ボッチくんの奮闘 二

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A「っ......」


気持ち悪い、しんどい......

頭、ぐわんぐわんする.....


食満「お？」


伊作「あ、Aだ」


A「六年、は組の.......」


食満「相変わらず顔色悪いな.......ん？」


伊作「いや、これは......」


A「せ、せんぱい？」


なんか二人が、固まっちゃった。


伊作「A、おでこ触るね」


A「ん......」


前髪を上げられ、おでこを触られた。


A「つめたくて、きもちぃ......」


きもちぃな.....

熱が取れてく気がする.....


伊作「熱あるじゃないか！？」


食満「やっぱりか！！道理で顔が赤いと思ったわ！！」


A「きもちわるぃ.......」


伊作「おっと......」


ポスリと善法寺先輩の胸元に倒れた。


食満「なんで我慢したんだ」


A「明日から、二日間休みだから......今日耐えれば......って、思って....はぁ......」


伊作「これ、熱高すぎるね。Aは元々体温低めだから、しんどいでしょ」


A「しんどぃ......吐きそう......」


伊作「留三郎」


食満「？」


伊作「桶に水汲んできて。それともう一つ、別の桶持ってきて」


食満「ああ、分かったが.....なんで桶ふたつ？」


伊作「一個はAのおでこ用。もう一つは、Aが吐いた時用。厠に行かないで吐いてもらうように」


食満「ああ、そういう....わかった」


伊作「頼んだよ」


留三郎は、走って井戸へ向かった。


A「ふぅー、ふぅ.....」


伊作「よいしょ」


既に意識が無くなってるAを抱き抱え、医務室へ向かった。



まったく、こんなに我慢して、いけない子なんだから......

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