ボッチくんの奮闘

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広大「A！大丈夫か！？」


A「ハヒュッ.....ヒュッ、ヒューッ、カハッ、ケホッ、うぇ、ハヒュッ......」


息が、出来ない......

苦しい、苦しい.....


息が、出来ないの、っ苦しい......


広大「過呼吸......！！」


A「ぁ、ヒュウッ.....ヒッ、ヒッ.....ヒュッ......」


広大「A！！」


伊作「広大先生。僕が」


広大「伊作！頼む」


伊作「ゆっくり息して、大丈夫......」


A「ハッ、ハッ.....うぇ、うっぇ.......」


僕が被ってた、カゴを外し、僕の口に手ぬぐいを当てて、背中を摩ってくれた。


無理だ、息できない、いやだ.....


苦しい、辛い.....


気持ち悪い.....


伊作「吸って」


A「！」


耳元でそう言われた瞬間、ゆっくり息を吸うことが出来た。


伊作「吐いて」


A「っ、はぁっ......」


伊作「吸って」


A「っ、すぅっ.....はぁっ.......」


呼吸がだんだん落ち着いてきた。


広大「A、大丈夫か？」


A「こうだい、せん、せ........」


ふっ.....と意識が途切れた。


広大「A！？」


伊作「手ぬぐいに、眠剤混ぜたんです」


広大「え！？」


伊作「医務室に、寝かせましょう？」


広大「ああ、そうだな」


眠ってしまったAを抱き抱えたと同時に鐘が鳴った。


広大「今日の授業は終わりだ。各自教室に戻れ」


上級生「はい」



生徒に指示を出し、Aを医務室に運んだ。

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