ボッチくんの奮闘

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A「..........」


長次「.........」


正座で僕の前に座る中在家先輩。


僕は、人が目の前にいる恐怖と人と話すのが苦手なので、うずくまって、床に顔を伏せている。


きり丸「えっと.....この人誰っすか？不破先輩」


雷蔵「四年い組の独、独A。委員会無所属なんだけど、一年生が入ったタイミングでAも参加することになったんだ」


A「でっ！」


雷蔵「ん？」


きり丸「お？」


A「で、でも、僕、は......がっ、きゅう、いいんちょ、う.....なのでっ、ほかの、委員会にはっ.......入れ、な、いかと.......」


蹲ったまま、みんなに向けて言った。


雷蔵「へ？」


長次「言ってないのか。学園長先生に」


A「コクコクッ......い、言おうと、おもった、ら.....」


久作「言う前に、庵を追い出されたんですね」


A「そ、そうです........」


雷蔵「ありゃ.....じゃあもう見学はしないの？」


A「フルフル......ほかの、かつど、う....しらない、から.....しるき、かいだとおもって.....」


長次「見学してるのか」


A「ｺｸｯ」


雷蔵「じゃあ、頑張っていっておいで？」


そう言って、ポンポンと僕の頭を撫でた。


A「あ、あり、がとう、ございます.......」


雷蔵「ん、行ってらっしゃい」


A「しっ、失礼します.......」


そそくさと図書室を出た。


怪士丸「平太みたいな人ですね.......」


雷蔵「うーん、慣れるまで大変そうだ」


長次「そうだな」



図書委員たちは、そんな会話をしていた。

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