俺は兄離れができない！！！

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兵助「お前さ、委員会だっつの」


A「おっと」


兵助「あ？」


額に青筋を浮かべ、不機嫌丸出しの久々知先輩が部屋に来た。


そういや今日、久々知先輩と当番だったなぁ.....


めっちゃ忘れてたわ。


兵助「なにそれ。お前、女だっけ」


A「新薬の餌食になった結果です」


兵助「馬鹿なの？」


A「とりあえず、中入ってください」


兵助「ああ」


中に入って、布団の上で正座してる俺の前に座った。


兵助「んで？なにしたの？」


A「怪我のし過ぎで、五回目になったら新薬の実験するって言われて、昨日がその五回目でした」


兵助「はぁ〜〜〜......」


わあ、すごい盛大なため息。


びっくりだ。


兵助「最近、孫兵が遠慮なくなったことに舞い上がって、怪我しまくったと」


A「はい」


兵助「馬鹿なの？」


A「ぐうの音も出ません」


すっごいな。

すっごい不機嫌オーラ。


テスト期間みたいだ。


兵助「......」


A「？」


なんか、すごい......

すごい、力んでる？


我慢してるみたいだ。


A「久々知先輩？どうされましたかー？」


兵助「ﾁｯ......」


A「ぬわっ！？！？」


突然、手首を掴まれ、布団に押し倒された。


A「へ？へ？？先輩？？？」


兵助「お前、その薬の効果、女体化だけじゃないだろ.....」


A「へ？」


兵助「フー、フーッ.......」


わあ、雄みが強い。


兵助「すまない。無理だ」


A「へ？」




真っ赤な久々知先輩の顔が、俺にどんどん近づいてきた。

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