俺は兄離れができない！！！

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A「っのやろっ！！」


孫兵「っの！！」


お互いアザだらけ、鼻血も出ているのにもかかわらず、殴り合いをやめない。


竹谷「あ〜、ほらほらほらほら！やめようなぁ〜！」


孫兵「離してください！！このバカ僕が何とかしないと！！」


兵助「ほら、Aも」


A「っるせぇ！！離せ！！誰が馬鹿だ！！お前の方が馬鹿だろうが！！ふざけんじゃねえ！！」


二人を押え付ける久々知先輩と竹谷先輩。


しかし、それを諸共せず、じたばたと暴れる二人。


兵助「ほら落ち着けって」


A「っるせぇ！！」


兵助「はぁ......」


竹谷「孫兵も落ち着け。な？」


孫兵「離せ！！」


竹谷「全然言う事聞かねぇじゃん......」


兵助「ダメだよコレ。一回二人引き剥がそう」


竹谷「だな」


孫兵「！！離せ！！離せ！！」


竹谷先輩が、孫兵を肩に担ぎあげた。


竹谷「はいはい。大人しくしてようなぁ〜」


そう言って、孫兵をどこかに連れ去った。


A「フー、フーッ.....」


血走った目で、孫兵を見ているA。


兵助「っしょ.....」


久々知先輩は、Aを優しく抱き上げ、自身の肩にAの頭を置いた。


そして、落ち着かせるために、背中を優しく撫でた。


兵助「はい、深呼吸して。大丈夫、落ち着いて」


A「ふぅ、ふーっ......」


兵助「大丈夫、大丈夫。落ち着いて」


A「っ、はぁ......」


相当ブチ切れてたのだろう。

身体が熱いし、汗もかいてる。


兵助「少し話をしようか」


A「......」



兵助「君たち、あとはお願い」


数馬「あ、はいっ！」



やっぱ、委員長ってすごいな......


A達のことを、よくわかってる。



尊敬するなぁ......




僕達はそんなことを思った。

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