俺は兄離れができない！！！

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A「( ｰ̀ н ｰ́ )」


縛り上げられたまま、訓練地に連れていかれ、雑渡昆奈門の前に座らされた。

逃げるからって、縛られたままな。


雑渡「すごい機嫌悪いね」


A「そう思うなら、早く学園に返せし。つか、俺の事そんなに知らねぇだろ」


雑渡「うん、そうだね。三年い組不破A。五年ろ組の不破雷蔵の実弟で、兄に執着されている。調子に乗ると突っ走るが、意外と繊細で不調だと全然進まない。かなりムラがあるタイプ。そして、大食いだね」


A「！」


きっっもちわる！！！


俺の情報どんだけ知ってんだよ。


待って。ドン引きなんだけど。気色悪い。


山本「顔に出てるぞ」


A「ドン引きなんだけど。気持ち悪い」


諸泉「お前！組頭になんてことを！！」


A「いや、タソガレドキの情報網の凄さは知ってたけど、さすがに引くわ」


雑渡「心外だなぁ」


残念そうに声上げてるけど、全然残念そうじゃないんだよね。

腹立つわぁ......


なんでこんなに、楽しそうなの？？


五条「お前、ほんと小生意気だな」


A「敵が目の前にいて、リラックスしてるのなんて、うちの保健委員会くらいだろ」


他の奴らは、あの人たちと違って警戒心が強い。


舐めてもらっちゃ困る。


雑渡「まあいいや。少し話そうよ。Aくん」


A「はぁ......」


どうせ断ったって、話し始めんだろ。こいつらは。


A「好きにしたら」



ふいっとそっぽを向いた。

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