俺は兄離れができない！

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俺は女装をして、いち早く町に出た。


A「ねえ、お米は今いくら？」


店主「千文くらいかね」


A「！」


高いな.....

普通、お米は....五百から六百。

それが、千文に跳ね上がってる。


塩もそうだ。


A「.....ありがとう、おじさん」


店主「いや、礼には及ばん。気をつけろよ」


A「ん、はーい」


おじさんに手を振り、米屋を離れた。



A「これは.....」


景先生が言ってた、面白いことって.....


A「戦のことか.....」


面白いというか、この近くで戦があるということ。

この報告書を先生に出したら、何か対策を練るんだろうか。

三年生に任せたのも、一、二年生には難しくて、上級生には簡単すぎる。

だから、三年生に任せたのだろう。


A「甘味でも食べてから、帰るか」


なんかいいとこないかな。


美味しい甘味が食べたい。


頭使って疲れた。


俺、い組だけど、頭使うの苦手なんだ。

ほんと、運だけでい組に入れたみたいな感じ。


A「ねえ、美味しい甘味があるところ知らない？」


近くにいた男の人に話しかけた。


男「ああ、それなら町はずれにある甘味処がいいよ。どら焼きが美味いぞ」


A「わあ、ありがとう！またね」


男「おー、気をつけてなー」



この町の人は、いい人が多いな。




そんなことを思いながら、甘味処へ向かった。

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