田舎者の奮闘記 いちだぁ！

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A「なんか、すごい騒音が聞こえるべ」


医務室の前に来たら、中からとてつもない騒音が聞こえた。


秋「保健委員会は、不運だから」


A「不運？運が悪いのけ？」


秋「うん。すげぇ、悪いよ」


A「大変だね」


秋「そうだな」


そう言って、医務室の襖を開けた。


秋「大変そうだな」


伊作「知ってたなら、中に入って手伝ってくださいよぉ.....」


A「わー」


みんな薬草を頭や肩につけ、医務室内はすごい散らかっていた。


A「大丈夫ー？」


近くに倒れていた、紫髪の男の子に話しかけた。


数馬「いてて、はい。ありがとうございます」


A「大変だね」


数馬「あはは、もう慣れましたよ」


伊作「こんなグダグダでごめんね。さ、みんな！自己紹介！」


数馬「僕は、三年は組の三反田数馬です！」


左近「二年い組、川西左近です」


伏木蔵「一年ろ組、鶴町伏木蔵です〜」


乱太郎「一年は組、猪名寺乱太郎です！」


下級生「よろしくお願いします！」


A「松風A！よろしくー！」


わぁあっとみんなで抱き合った。


伊作「相変わらず.....さ、A。説明するよ」


A「あい！」


伊作「保健委員会は、薬草の管理、けが人や病人の手当や看病が主な仕事かな？このとおり、みんな不運だから.....」


君みたいな幸運な子が来て欲しいな。


そう言って、俺の両肩を掴んだ。


A「お疲れ様です！えらい、えらい！」


わしゃわしゃと伊作先輩の頭を撫でた。


伊作「っ、はぁ〜〜......癒しだ」


秋「あはは、さ、A行こう」


A「はーい！さよーなら！」


みんなに手を振り、外へ出た。



伊作「欲しいなぁ」


数馬「目がキマってますよ」


伊作「癒しだ」


数馬「分かりますけど」



ちょっと不穏な目をしていた伊作であった。

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