とある忍たまは隠れていたい ４

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歩き出したその時......


A「！危ない！！」


二人を投げ飛ばした。


黒木「うわっ！」


彦四郎「わ！」


二人を投げ飛ばし、俺も避けた。


A「っ......足軽の、生き残り」


足軽「よく分かったな」


A「負けたのか。まあ、そうだろうな。なりふり構わず人を傷つける城が勝てるわけない」


足軽「んだと！！」


黒木「先輩！」


彦四郎「A先輩っ！」


刀を構える足軽。

俺は後輩を守るように立った。


A「っ、ふぅ.....俺だって、先輩だよ。お前らを、絶対に守るから」


後輩を安心させるように、そう言った。


A「っ！」


たまたま足元を見た。

刀が落ちていた。


俺はそれを拾い上げて、構えた。


A「っ......」


足軽「はっ！刀もろくに握ったことがないガキが！俺と戦うのか！」


A「っ、っ......」


怖い。


刀がカタカタと震えた。


戦うのは怖い。

痛いのは嫌いだ。


嫌だ、怖い......


A「大丈夫、俺は絶対、お前らを守るから」


黒木「先輩っ.....」


彦四郎「先輩っ！」


足軽「死ね！」


足軽が俺へ向けて刀を振りかざした。


A「っ！！」


刀を横にし、相手の攻撃を受け止めた。


A「っ.....はっ！」


気合いで受け流し、振るった。


足軽「ほう？やるじゃねぇか」


怖い、怖い.....


死にたく、無い......



A「先輩っ......」

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