とある忍たまは隠れていたい

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A「ん.....？」


ゆっくりと瞼を持ち上げた。


今福「あ、起きた」


黒木「大丈夫ですか？」


A「一年生の.....」


黒木「一年は組の黒木庄左ヱ門です」


今福「一年い組の今福彦四郎です！」


A「ん....俺、なにかあった？」


黒木「類先生が、キャパオーバーで倒れたって言ってました」


A「そう」


倒れたか.....

頭、ぐわぐわするな......


A「黒木くん、今福くん、ありがとう」


黒木「いえ、あ、あと.....」


A「？」


黒木「名前でいいです。その方が、落ち着きます」


今福「僕も！」


A「ん、わかった。庄左ヱ門、彦四郎」


そう呼ぶと、満足そうに笑みをこぼした二人。


俺の人見知りセンサーは、年上と同級生。

年下は平気。


A「類先生は？」


黒木「あそこです」


庄左ヱ門が指さした方向を見ると、仁王立ちしてる類先生の前に、尾浜先輩と鉢屋先輩が正座してた。


A「類先生、俺もう平気」


立ち上がり、先生の服を引っ張った。


夏目「A！大丈夫？」


A「おわっ！」


ひょいと抱き上げられた。


夏目「大丈夫？」


A「はい、大丈夫です」


夏目「よかった」



三郎「過保護だ.....」


尾浜「はは、溺愛しすぎでしょ」


夏目「なにか？」


三郎、尾浜「いえ、何も」


夏目「ん」


類先生って、普段優しいし、大人しいんだけど....

怒るとかなり怖いんだよな。


気をつけよう。

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