兵庫水軍の子

・ ページ10

・


校庭。


学園長「今日、お主たちに集まってもらったのはほかでもない！編入生を紹介する！」


生徒たち「またですか！？」


学園長「またじゃ！」


つい先日、四年は組に斉藤タカ丸が編入したばかりなのに.....



学園長「来なさい」


A「はいっ！」



みんなの前まで歩いた。



A「今日から皆さんと一緒にお勉強をすることになりました！四年い組に編入する浅井Aですっ！訳あって、少し学園をお休みしていたのですが、これからよろしくお願いします！！」


ニコッとお得意の笑顔をした。



パチパチパチとまばらな拍手が起こった。



伊作「あ！！君！！」


A「？うわ、やっぱり......」


保健委員長、善法寺伊作。

列的に、六年は組か.....


伊作「また会えて嬉しい！これからよろしくね！」


A「はいっ！よろしくお願いします！！」


あ〜〜.....

表情筋つりそ.....


頬が、ピクピク痙攣してるわ。



涼「ふっ」


A「あいつ.....」


気づいてやがるな。


くそが。



学園長「ということじゃ。みんな、仲良くするのじゃぞ」



生徒たち「はい！！」





A「えっと....善法寺先輩、いつまで僕の手を握ってるのですか？」


伊作「ふふ、僕の気が済むまで」


A「あはは.....」



俺の両手をずっと握ってくるんです。


嘘だろ、おい.....



翔一「伊作、そこまで。久しぶり、A」


A「お久しぶりですっ！翔一先生！」


伊作「翔一先生.....」


翔一「A、そろそろ行くよー！！」


A「はい！」


善法寺先輩と離れ、長屋に向かった。



A「あ"〜....しんど」


翔一「同じく.....」


A「さっきの高い声とテンションはなに？」


翔一「悠が居なくて、兼任してるから....疲れすぎて情緒がバグる」


A「あ〜.....」


翔一「まあいいや。A、これからよろしく」


A「うん。よろしくお願いします」



なんだかんだ、やって行けそうです。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す