兵庫水軍の子

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放課後。


A「僕行くから！じゃね！！」


そそくさと教室を出た。


平「用事か？」


綾部「当番ではないよ」


涼「用事なんじゃねぇの」





A「逃げれば勝ち、逃げれば勝ち！」


ドタドタと走った。



A「このまま逃げ切れば！！」


伊作「ざーんねん。捕まえた」


A「ヒイィッ！！！」


突然目の前に現れて、抱き留められた。



伊作「逃げるなんて酷いよ〜.....」


A「なんの、用っすか.....」


伊作「ん〜？」


A「.....」


なんだろう。

読めないな.....


伊作「僕って、結構嫉妬深いみたいでね」


A「なん、は？」


伊作「僕、一度好きになったら、止まらないんだよね」


A「好き....？だれを....は？？」


何言ってんの？

この人.....意味わかんない。


好き？俺のことが？



何を.....


俺は、男だぞ？



A「冗談は、やめて欲しいんですけど.....」


伊作「冗談じゃないよ。Aが好きなんだ。それなのにAは、鉢屋と仲良くしてさ....妬けちゃうなぁ....」


A「っ.....」


伊作「だから、ちょっと来て」


A「へ？え、ちょ、やっ！！」




伊作先輩に手を引かれ、どこかへ連れていかれましたとさ。

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