皆の思考が怖すぎる件 (ページ25)

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竹谷「？A！何してるんだ？」

A「うひっ！！たっ、けや、せんぱい......」

食堂の勝手口から、ひょこっと顔を出した竹谷先輩。

竹谷「何してるんだ？」

A「えっと、学園長先生の依頼で、お菓子作りを.....」

竹谷「その白いのは何だ？」

A「生クリームというものです」

竹谷「なまくりーむ？」

A「舐めてみますか？ちょうど固まりましたし......」

まじ、一時間くらい混ぜたよ。

竹谷「あ」

A「！」

口開けてる。雛？

A「あーん」

口の中に生クリームを少し入れてあげた。

竹谷「ん、甘い.....うまい.....」

A「それはよかったです」

しんベヱ「Aせんぱーい！何作ってるんですか〜？」

A「しんベヱ。プリンだよ」

しんベヱ「！僕、食べたいです！！」

A「いいよ。多めに作ってるから。竹谷先輩も食べますか？」

竹谷「！いいのか！」

A「はい。ぜひ食べてください」

竹谷「やった！！」

しんベヱ「嬉しいです！」

なんか、子犬みたいだな.......

A「あ、そうだ」

スミレ、大丈夫かな......

A「......」

付けてた瓶の蓋を開けて......

A「あ〜....んっ」

うん。美味しい。程よく塩っぱくて、甘い。スミレの味もしっかりする。

竹谷「なあ、それなんだ？」

A「みゃっ！！」

ぐぐーってのしかかるように、俺の背中に抱きついてきた、竹谷先輩。

竹谷「なんだそれ？」

あれ？心の声が聞こえないや。

そっか。この人、直情タイプだから、思ったことが口にまんま出るのか。

A「スミレですよ。あーん」

竹谷「！んっ！」
(まさか、Aからしてくるとは.....嬉しいな)

しんベヱ「A先輩っ！僕も食べたいです〜！」

A「ふふっ、いいよ。あーん」

しんベヱ「ん！」

竹谷「うまいっ！」

しんベヱ「美味しいです！」

A「それはよかったです」

意外と好評で、俺は嬉しいです。

さて、そろそろプリンができるかな？