皆の思考が怖すぎる件 (ページ20)

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お出かけ？ページ20

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A「すぅ......」

授業終わり、机に突っ伏して、寝た。

A「すぅ、ん、すぅ.......」

朱理「A、A」

ゆさゆさと揺さぶられた。

朱理「起きて、A」

A「ん、んぅ......しゅり、せんせ......」

朱理「おはよう」

A「ん、はよ、ございます.......」

机から起き上がった。

朱理「学園長先生がお呼びだよ」

A「え、わかりました........行ってきます」

朱理「気をつけてね」

A「はい......」

なんの用だろう。

〜庵〜

A「四年ろ組の佐藤です」

学園長「うむ。入れ」

A「失礼しま......す.......」

なんで、居るの？？

尾浜「こんにちは」

三郎「よ」

A「こ、ん、にちは......」

五年生の学級委員長......

学園長「まあ、座りなさい」

A「っ、失礼します.....」

学園長先生の前に座った。

学園長「お主にちと、頼みたいことがあってな」

A「は、はい.....」

学園長「南蛮菓子が食べてみたくてな。作ってはくれぬか？」

A「え、あ......」

南蛮菓子.....あそこは焼き菓子主体だ。うちの料亭とは違って、オーブンがない。

焼き菓子が作れない。何を作る？何がいい？

どうする。何を作れば......

果物の砂糖漬け.....うーん。でも、なんかインパクトがな.....

プリンがいいか。そうだ。プリンなら....茹でて作れるし.....

多少の調理道具と、材料は持ってるし.....あとは、足りないものを買えば......

作れるな。

学園長「A、大丈夫か？」

A「っ！は、はいっ！すいません！」

やっば、めっちゃ自分の世界に入ってた。

学園長「材料を買いに行かなくてはならないな。学級委員長二人に付き添ってもらうといい」

A「え"、や、大丈夫ですよ。一人でも.....」

学園長「お主、左手を怪我しておるだろう？それでは満足に持てない。付き合ってもらいなさい」

A「っ、はい.......」

あ、そうだ。果物の砂糖漬けやめよう。

花、食べられるんだよな。うん。そっちにしよう！

学園長「では、頼んだぞ」

A「はい。失礼します」

尾浜、三郎「失礼します」

そう言って、学園長先生の庵を出た。

尾浜「じゃ、行こっか！着替えておいで」

A「はい.....」

はあ、一人が良かった.....

三郎「早く来いよ」

A「はい」

憂鬱だ。