目立たない六年生

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三郎「六年生.....？」


A「あ.....っと.....」


どうしよ。そうだよね。俺、都市伝説だもんね。

三郎「蓮太郎先輩と、一緒にいましたか？」


A「っ！！！」


鉢屋三郎と蓮太郎は、委員会、一緒だった。

そっか。そうだよな。いつも一緒にいたんだ。同じ委員会だった鉢屋三郎は、なんとなく覚えてるよな......


三郎「名前は.....蓮太郎先輩は、どうしたのですか？」


A「！！しら、ないっ、知らないっ！！」


三郎「あ、ちょっ！！」


走って逃げた。


三郎「逃げた.....」


なぜ.....蓮太郎先輩はどこへ行ったか聞こうかと思ったのにな.....


三郎「辞めたのか.....」


でも、言うよな。普通.....何も言わないってことは......


三郎「亡くなったのか......」


あの先輩の首にかかってた指輪。二つかかってた。


三郎「だから、なのか......」


よく分からん。

後で、名前を聞こう。


三郎「あの人、六年になる前は、もっと笑う人だった気がするが.....」


蓮太郎先輩と居る時は、もっとよく笑う人だった気がする。


本当に、何があったのだろうか.....




そう思い、部屋に戻った。

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