目立たない六年生

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A「あー、どうしよ.....」


結局、教室に戻ってきた。


教室で大の字で寝っ転がった。


A「はーあ、委員会ねぃ......」


正直、なんでもいい。

というか、入りたくない。

入るとしたら、学級委員長委員会かな......


A「あ〜〜〜〜〜.........」


こうなるなら、一年生の時点で入っときゃよかったな......

なんで入らなかったのかと言うとな.....人見知りでして.....蓮太郎と同じとこが良かったんだけど、学級委員長なんて、一人しか無理で....拗ねて入らなかった。


A「はー....」


伊作「A？どうかした？」


A「うおわっ！？」


ゴン！！


A、伊作「っ〜〜〜〜〜っっっ！！！！」


突然目の前に現れたのにビビって、勢いよく起き上がり、伊作と頭がごっつんした。


A「ごめっ、伊作っ....ってぇ.....」


伊作「ったぁ.....A、頭、硬いっ.....」


二人とも、悶絶。



で、暫くして.....


A「で、伊作は何しに来たの」


伊作「いやね、さっき、委員長達が学園長先生に呼ばれてね、Aを委員会に入れるようにと」


A「あのじじい.......」


伊作「あははっ....落ち着きなって.....」


ふざけんなよ。俺の周りに名前を言うなや。

絶対、五年生、分からなかっただろ.....


伊作「まあ、五年生はハテナが浮かんでたね」


A「俺、口に出てた？」


伊作「顔に出てた」


A「そ。んで？なにさ」


伊作「ここまで来たら、もうどこでもいいらしく、学級委員長委員会でも僕と同じ保険委員会でもいいってさ」


A「お、おう。そんで？」


嫌な予感がしてきてる。


伊作「A！」


A「うっ！？」


伊作に両手を握られた。


伊作「ぜひ、僕の委員会に入って欲しいんだ！！」


A「うえぇ......」


やはり、勧誘だったか......

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